年末調整の準備

2016年11月07日(月)9:00 AM

IAU税理士法人の加藤です。

 

今回はテーマは年末調整についてです。

 

年末調整にはまだ早い、とお感じになる
経理担当の方もいるかもしれませんが、
全然早くはありません。

 

今年の年末調整では、
大きな変更点がありますので、
そろそろ準備を進めておいた方が確実です。

 

大きな変更点とは、
いよいよマイナンバーへの対応が
必要になることです!

 

扶養控除等申告書には、
昨年からマイナンバーの記入欄が
設けられてはいましたが、
昨年はマイナンバーの記載が
必ずしも必要ではありませんでした。

しかし今年からは必要になります。

 

マイナンバーを紛失してしまった……
といった社員の方がいる可能性もあります。
ですから扶養控除等申告書などの関係書類は
早めに社員に配布しておきましょう。

 

多くの社員は経理担当者の気苦労など、
あまり考えてはいないものです。
準備は早いに越したことはありません!

 

なお、年末調整にかかわる
マイナンバーの取り扱いについては
国税庁の「源泉所得税関係に関するQ&A」を
ご確認ください。

 

そのほかにも、従業員から回収すべき書類を
挙げてみましょう。

 

1.平成29年分 給与所得者の扶養控除等(異動)申告書
2.平成28年分 保険料控除申告書兼給与所得者の配偶者特別控除申告書
3.社会保険料控除証明書(平成28年1月1日~12月31日迄に支払った金額を記入、国民健康保険料、国民年金保険料、国民年金基金保険料については領収書を添付)
4.各種保険料関係の控除証明書(個人年金保険料、一般の生命保険料、損害保険料)
5.小規模企業共済等掛金証明書
6.住宅取得等特別控除証明書(住宅を購入された方で取得控除を受けられる方)
7.中途採用者の場合(前勤務先の所得税源泉徴収票の提出)

 

なかなか多いですよね。

 

ちなみに、11月になると、
税務署や市区町村などが
年末調整事務の説明会を開催します。

 

弊所でも顧問先から
「説明会に出たほうがいいですか?」
といった質問をよく受けますが、
変更点などの説明が聞けますので、
時間があれば出たほうがいい、と
お答えしています。

 

とはいうものの、
忙しくて説明会に出る時間がない
という方も多いかと思います。

 

そのようなときは
お気軽に弊所までご連絡ください。
年末調整の説明や、事務手続きなど、
しっかりとお手伝いさせていただきます。

 

給与支払報告書もマイナンバーへの対応で、
今年分から大きくなりますよ!

頑張って年末調整業務を乗り切っていきましょう。

 

(加藤ふみえ)

 



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